皆さん真っ赤でピカピカのりんごが好きなんです。
袋をかけて栽培すると害虫から守られ雨風もしのげて綺麗なりんごに育ちます。
無袋で育てられたりんごは、袋をかぶせて育てたりんごと比較すると見た目は良くないです。
ただ、太陽の光を直接浴びることから糖度が高く香りに優れています。
また、有袋りんごと無袋りんごの大きな差は皮の厚みなんです。
厳しい環境で育った無袋りんごは自分を守るために皮が厚く成長します。
栄養価高い高い皮が厚いということは糖度も高く美味しいりんごの証拠です。
栃木県矢板市は、青森や長野と比較すると暖かい地域だといわれています。
りんごの育つ環境が暖かくなると、どうなるのでしょうか。
ひとつは、りんごの開花する時期も早くなります。 開花が早くなると、りんごの果実が完熟する期間がとても長くなります。
また雪害の少ないこの地域は樹のうえで完熟させギリギリまで樹につけておくことが可能です。
完熟しているため主産地のりんごより日持ちは劣ります。
しかし一番おいしい時期に、一番おいしいものを食べてもらいたいのです。
葉っぱがおいしいりんごを育てるのです。
葉っぱが、太陽の光と、根から吸う水、あとは養分でおいしいりんごをつくりあげます。
一般的にりんごは着色をよくするために、果実の周囲の葉を摘みとって着色を促します。
しかし、りんごの甘さは葉で作られた養分が果実に蓄えられて糖になります。
葉は、美味しさを作るための工場のようなもので、重要な役割をしています。
葉が陽の光をたくさん浴びて空気中の炭酸ガスで呼吸をし、りんごに養分を送ってこそ甘みが増し美味しくなります。
葉は、りんご作りに大切な役割を担っているのです。
葉をたくさん摘み取ると、その分光合成が充分に行われずりんごの栄養分を低下させることなり糖度が上がりません。
葉を摘み取る有袋栽培りんごと無袋栽培りんごを比べると、葉とらず栽培のりんごが糖度が高いのは検証済みです。
葉とらず栽培のりんごは、表面に特徴があります。
りんごは太陽の光を浴びた部分が赤くなりますが
葉取らず栽培で育ったりんごは葉の陰になる部分があるため、陽が当たらない部分は赤くなりません。
これが自然の恵みをふんだんに浴びて、美味しく育った印です。
私たちは真っ赤できれいなりんごを目指していません。
目指すは「中身で勝負」お化粧なしの『すっぴんりんご』です。
美味しい果実を作るうえで重要なことは、果実の欲しいものを与え、要らないものは省く。
りんごが欲しいもの、要らないものを的確に見極める。それが一番重要だと考えております。
葉をたくさん摘み取ると、その分光合成が充分に行われません。
もちろん、りんごの栄養分を低下させることなり糖度が上がりません。
糖度が高いだけでなくりんごがジューシーでフレッシュなのも『葉とらずりんご』の特徴です。
ナイフを入れると、スイカを割ったように「パリッ」と、とてもいい音がします。
果肉からあふれる果汁もたっぷりで、美味しさの証です。
大きさ、甘味、酸味などの感じ方は様々です。この表はよりお客様にわかりやすく伝えるための目安です。
収穫時期は天候の影響、成熟具合により若干ずれる場合がございます。
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